41.生前贈与と生命保険を組み合わせると、どうなる?
生前贈与と生命保険を組み合わせることができるってご存じですか?
「40.注意しなければいけない「名義預金」について」でご説明した通り、「名義預金」をしないようにしてくださいね。
今回もいつものようにChatGPTにいろんな質問をしたのですが、少し長くてわかりづらい回答でした。
きっと私がChatGPTにうまく伝えられなかったのが原因だと思います。
いい機会なので、今回は生命保険の専門家である私が想いを込めてコラムをくことにしました。
「名義預金」の代わりに、やさしくできる“保険の贈り方”
「名義預金の代わりになる方法はないかな?」——そんな声をよくいただきます。
今日は、私が現場で感じてきたことをもとに、できるだけわかりやすく“生命保険を使ったやり方”をお伝えします。
目的は4つです。
・将来の教育費や結婚資金を助けたい。
・早めに贈与して相続税を抑えたい。
・でも、無駄遣いされたら困る。
・お金を渡すことで働く意欲が減退したらまずい。
結論から言うと、積み立てタイプの生命保険は、この4つをバランスよく満たしやすい“器”です。
なぜ、生命保険なの?
私の経験では、保険はむやみに解約されにくい性質があります。
理由はシンプルです。
★早く解約すると、戻るお金が少なくなることが多い
★「今の保険を手放すのは不安」という心理が働く
★銀行の引き出しより、解約の手続きにひと手間かかる
だから、必要になるまで手をつけない方が多いのです。
一方で、本当に必要になったとき(学費・生活の立て直し・結婚など)は、解約や一部受け取りでちゃんとお金に替えられます。
つまり、「使いどきまで守り」、「使うときは取り出せる」——この“ほどよいブレーキとアクセル”が、保険の強みです。
どうやって贈るの?
やり方はとても簡単です。
次の3ステップだけ覚えてください。
①贈る人(親や祖父母)から、受け取る人(子や孫)の口座へ振り込みます。
できれば、「〇年分の教育のため」「将来の結婚のため」などと目的も伝えてあげてください。
②受け取ったお金で、受け取る人本人名義の積み立て型の生命保険に加入します。
③振り込みの控えやメモを、ファイルに保管しておくのをお勧めします。(スマホの写真でもOK)
ポイントは、お金を受け取った人自身が保険に入り、自分の財産として持つことです。
この形にしておけば、あとから「親の貯金だったよね?」と扱われにくいので安心です。
無駄づかいをどう防ぐ?
一括ではなく積み立てにするのも一つの方法です。
受け取り方を「シーンごとに」分けて考え、
「いつ」「何のために」使うかを家族で紙にして合意しておくといいと思います。
例えば、学費のタイミング、就職の時、結婚の時など
こうすると、普段は手をつけず、必要な場面でだけ取り崩す形になります。
自由に使えるお小遣いを増やすわけではないので、働く意欲も下げません。
ほかにうれしいこと
◎保険だけに、もしもの病気やケガへの守りにもなる
◎預金よりも、ふやす工夫がしやすい(商品により差はあります)
◎「教育」「結婚」など目的を決めて積み上げやすい
具体例(イメージ)
・学費用として、毎月1〜3万円の積み立てを高校卒業まで。大学入学時にまとまった額を取り出す。
・結婚・新生活用として、社会人になったら受け取り時期を見直し、結婚・引っ越しのタイミングで一部を使う。
・何人か兄弟がいたら、それぞれに口座に分けることで、公平に“見える化”できる。
1,000万円以上の現金をお持ちの方へ
まとまった資金がある方には、より効率のよいやり方があります。
ここでは詳しく触れませんが、
気になる方は、神谷まで気軽にご相談ください。
”目👀からウロコの情報”をご案内させていただきます。
最後に
「名義預金の代わり」として生命保険を使うことで、“目的を決める➩贈る➩守る➩必要な時に使う”を実現できます。
生命保険という器なら、早めに想いを形にしながら、ムダを防ぎ、働く力も育てられる。
小さく始めても大丈夫。今のひと手間が、将来の大きな安心につながります。
ご不明な点があれば、お気軽に神谷までご連絡してください。
お待ちしています!
愛知県全域【名古屋市、西尾張地方(一宮市、稲沢市、江南市、あま市、北名古屋市など)、東尾張地方(春日井市、小牧市、瀬戸市、日進市、尾張旭市など)、西三河地方(豊田市、岡崎市、安城市、西尾市、刈谷市など)、東三河地方(豊橋市、豊川市、蒲郡市など)】の方の相続相談にご対応いたします。相続対策は無料相談から!