27.相続における養子縁組について①(メリットとデメリットは?)

「養子縁組で法定相続人を増やすこと」は、ChatGPTも有効と答えています。
詳しくは、ここをクリックしてみてください。

ただ、法定相続人を増やすこと以外にも有効なことがあります。
  我が家では2人の養子縁組をしたのですが、
  法定相続人の数は1人分しか増えませんでした。
  それでも2人とも縁組すべきだと判断しました。
  その内容は、コラムの最後に書きますので、
  ぜひ最後までお読みください。

そこで、「改めて養子縁組で何が実現できるか」を知りたいと思い、
「相続における養子縁組のメリットとデメリットは?」とChatGPTに聞いてみました。

ChatGPTの答えは、以下の通りでした。
相続における養子縁組には、相続税対策や財産の承継の選択肢を広げる手段として使われることがあります。以下にメリット・デメリットを整理して解説します。


✅ 養子縁組のメリット

1. 相続人の数を増やせる(基礎控除の拡大)

  • 相続税の基礎控除額は、

    3,000万円+600万円×法定相続人の数

    なので、養子縁組で相続人を増やすことで、基礎控除額も増加し、課税対象財産が減ります。

例:子1人 → 子2人(1人を養子縁組)にすると、基礎控除が600万円増加


2. 相続税の総額が減る(分散による節税)

  • 相続人が増えると、それぞれの相続人の取得分が減り、累進税率の適用が緩和されるため、全体の相続税が減ることがあります


3. 特定の人に財産を残しやすくなる

  • 実子がいない・少ない場合信頼できる人後継者(甥・姪・孫など)を法定相続人にできる


4. 遺留分対策になることも

  • 法定相続人を増やすことで、他の相続人の遺留分割合が小さくなり、遺言で自由に処分できる部分が相対的に増える


5. 内縁の配偶者の子を法的に保護できる

  • 再婚相手の連れ子など、法律上の親子関係を作ることで、その子にも法定相続権を与えられる

    【運営者からの一言】
    ChatGPTは教えてくれませんでしたが、法定相続人が増えると生命保険の非課税枠も増えます
    詳しくはこちらをご覧ください。


❌ 養子縁組のデメリット

1. 他の相続人の取り分が減る

  • 養子を増やすと法定相続人の数が増えるため、実子など既存の相続人の取り分が減り、トラブルの原因になることも


2. 税務上、養子の数に制限がある

  • 相続税の計算上、「法定相続人に含められる養子の数」は以下のように制限されます:

    • 実子がいる場合:1人まで

    • 実子がいない場合:2人まで


3. 家族関係が複雑化する

  • 親族関係や戸籍が複雑になることで、家庭内トラブル・法的な混乱が起きることもある


4. 養子に関する誤解や感情的なしこり

  • 他の家族から「財産目的だ」と誤解されたり、親族間の感情的な対立の種になることも


5. 扶養義務や介護の期待が生じる

  • 養子は実子と同等の法律上の扶養義務を負うため、思わぬトラブルにつながる場合があります。


【補足】養子の種類

種類 特徴
普通養子縁組 実親との親子関係も残る。相続人が2人になる(実親・養親)。
特別養子縁組 実親との親子関係を断ち切る(主に未成年が対象)。相続目的では使わない。

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