3.相続でもめそうな原因と、実際もめた原因は同じ?

ChatGPTで「相続でもめそうな原因」「実際にもめた原因」を調べてみました。
上位に挙がったのはどちらも次の5つでした。
「争族」は想定通りに起きることが分かりました。

1位:遺産分割の不公平感。
2位:遺言書がない、内容が偏っている。
3位:不動産の分けにくさ。
4位:生前贈与やお金の使い道でもめる。
5位:家族・兄弟姉妹の関係が悪化している。

この結果を見て、私の実家のことを思い出しました。
父母は遺言書を残していませんでした。
財産は、相続税がかかるかどうか微妙なライン。
父が亡くなったときは、すべての財産を母が引き継ぎました。
その後、母が認知症になりそうだったので、家族信託(民事信託)の契約を結びました。
「母が生活に不自由しない間は自宅に住み続けられるように。」と。
そして、介護が必要になったら自宅を売って施設の費用に充てる。
そんな想いを込めて準備しました。

母が施設に入ってからは、長兄夫婦が母の暮らしを支えてくれました。
兄嫁は、お金の使い道もきちんと記録してくれました。
母が亡くなったとき、財産はほぼ現金のみでした。
ですので、兄弟3人で、仲良く平等に分けることができました。
「兄弟で公平に」という父母の想いが、みんなの共通認識だったからです。
ただ、長兄にはお墓や法事、その他の取りまとめをお願いすることになるので、少しだけ多めに相続してもらいました。

今でも兄弟仲は良好です。
みんなが納得して、温かい気持ちで相続を終えることができたことに、感謝しています。
私たちは、遠方に住んでいるにもかかわらず、親のことで何度も話し合い、それぞれの想いを共有したことで争わずに済みました。
ChatGPTが出した5つの「もめる原因」は我が家には全くなかったと、今気づきました。

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